わしは、花田校区の庄八塚の火の玉。人間だったころは、庄八とよばれとった。
「お上の威光をかさに威張り散らし、村人たちを厳しく取り締まった。その上強欲で私腹を肥やし、貧しい人々からは、容赦なく年貢を絞り取った」
あはは、結構な憎まれようじゃったな。「村の難儀を救うには、庄八を殺すしかない」と村の若者に闇討ちされちまったんじゃ。それ以来、火の玉になって、村を祟っておったんじゃが、毎年正月の八日に供養式をしてもらうようになってからは、おとなしくなったぞん。
わし、特技があってのん。
最後は惨かったけど、生きとったころは、農民から絞り取った年貢で、そりゃぁ贅沢三昧。古美術や骨董品をようけ買ったわ。豊橋でもちっとは知られた目利きだったわけ。
それで今回「豊橋妖怪ハンコ展」では、豊橋妖怪グッズの”葬式”、いや、”総指揮”を任されちまった。ごひんのじい様からのお願いじゃ、断れんて。
お弓たちが買い付けにいった「豊橋妖怪和紅茶」はもちろん、「妖怪薬」「妖怪Tシャツ」「妖怪手提げ袋」などなど、豊富なラインナップを考案中じゃ。進捗をまた知らせるで、楽しみに待つように。
コメントをお書きください
☆mikan☆ (火曜日, 18 9月 2012 23:14)
豊橋妖怪和紅茶っ\(◎o◎)/
気になるわぁぁぁ…
楽しみに待つっ!!!
battaridou (火曜日, 18 9月 2012 23:26)
甘いのじゃよ、驚くほど。
豊橋にもまだまだたくさん美味なるものがあるのん。庄八談